「お稲荷さん」とも称される稲荷神社。
その総本宮の京都の伏見稲荷大社は、重要文化財にもなっています。
目次
お稲荷さんとは?
お稲荷さん=きつね
というイメージがあるかと思いますが、きつねがお稲荷さんというわけではないそうです。
きつねは、お稲荷さんの使者
きつねはお稲荷さんの使者(神様の眷属(けんぞく))です!
大昔、きつねを神聖な動物として捉えていました。
それは、キツネが農事が始まる春先から秋の収穫期にかけて里に降りて姿を現し、
収穫が終わる頃に山へ戻っていくため、農耕を見守る守り神のように考えられていたからだそうです。
ではお稲荷さんとは一体どの神様なのか?
次の章でお話します!
お稲荷さんの正体は?
お稲荷さんは、五穀豊穣の神様です!
「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」
※倉稲魂命(うかのみたまのみこと)とも記します。
全国の稲荷神社には、他に
保食神(うけもちのかみ)
御食津神(みけつのかみ)
などが御祭神としておまつりされることもあります。
いずれの神様も「うか」「うけ」「け」という、食べ物を意味する名前を持つ神様です。
人々は、五穀豊穣の神様を目には見えない霊獣「白狐(びゃっこ)」として信仰してきました。
これが稲荷神社にキツネが鎮座するようになった由縁です。
※他にも諸説あり
伏見稲荷大社の見どころ
伏見稲荷はたくさんの見どころがあります!
たくさんのきつね達
伏見稲荷大社にはたくさんの狐が鎮座されており、稲穂・鍵・玉・巻物をくわえています。
また、様々な表情のきつね達がいます!
稲穂を加えているきつねは、五穀豊穣の神様に由来すると考えられています。
鍵、玉を加えているきつねは、「玉鍵信仰」に由来するといわれ、玉は稲荷神の霊徳(れいとく)の象徴で、鍵はその御霊(みたま)を身に付けようとする願望とされています。
巻物は「知恵の象徴」といわれています。
たくさんの鳥居
朱色の鳥居がどこまでも連なる「千本鳥居」は、有名ですよね!!
必ずインスタ映えします!
「千本鳥居」の意味は
千本鳥居をはじめ、鳥居(トリイ)とは『通り入る』の意味があると言われています。
鳥居のその先には、神の聖地・聖域「神域」を表しています。
つまり、私たちがいる世界(現世)から神様がいる世界(幽界)への関門というわけです。
鳥居の奉納は願い事が「通る」、または「通った」というお礼の意味から始まったと言われています。
また、鳥居の赤い色には、魔除けの効果もあると言われています。
伏見稲荷のご利益
金運上昇や商売繁盛のパワースポットとして有名ですが、
その他にも恋愛運、魔除け、安産や万病平癒、学業成就にも効果があると言われています。
アクセス
京都市伏見区深草薮之内町68番地
電車
・JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩直ぐ (京都駅より5分)
・京阪本線 伏見稲荷駅下車 東へ徒歩5分
バス
・南5系統 稲荷大社前下車 東へ徒歩7分
車
・名神高速道路 京都南インターから 約20分
・阪神高速道路 上鳥羽出口から 約10分
※駐車場はありますが、混み合っている可能性あり
最後に
伏見稲荷大社は、総本宮ということもあり大規模な広さと、何かに伏見稲荷が守られている感がすごくありました。
ここはパワーあるな!って感じです!(晴天だったからそう思えたのかもしれないですが)
面白い神社なことは間違えないので、京都に訪れた際はぜひ足を運んでみてください。
インスタ映えも間違いなくできる場所です!